英語を勉強するということは、本当に日常の幅広いことを、一つ一つ覚えて行かなければなりません。 その一つが、 「時間の言い方」 。 あまりにも身近すぎる題材で、英語を勉強していてもスルーしがち。
英会話を勉強しようとしているあなた。 勉強の時間を決めたり計画を立てることも大事ですが、その前に、目標は設定しましたか? Department of State(アメリカ国務省)のForeign Service Institute(外交官養成局/FSI)が、外国語を習得するために必要な学習時間を公表している。その外国語の数は67におよぶ。その資料によると、日本語は「Super-hard Languages(超難関言語)」 の「カテゴリー IV」に分類され、英語のネイティブ・スピーカーが、全く日本語の知識がゼロの状態から日本語を「Professional working proficiency」(仕事で使用できるレベル)になるまでに必要な学習時間を2200時間としている。この2200時間を日本人が英語習得に必要な学習時間にそのまま当てはめるには無理があるが(理由は後述)、非常に参考となる数値だ。The English Clubの日本人の英語講師20人に下記のアンケートを実施したところ、英語習得まで学習時間は4000~6000時間だった。 ちなみに筆者の英語習得時間の概算は5380時間だ。内訳は以下の通り。 日本人講師の英語平均習得時間5000時間はアメリカ国務省のFSIが出している2200時間の倍以上だ。なぜか?日本人は通常、中学・高校で790時間の英語の授業を受けている。予習・復習、および受験勉強で同じくらいの時間を費やした場合、その時点で既に1580時間となる。2200時間までの、あと620時間学習すれば、仕事で使える英語を習得できるのだろうか?絶対に無理だと断言する。学習方法により英語習得に必要とされる学習時間は大きく変わることは既に指摘した。日本の学校教育での英語の学習方法は非常に効率が悪い方法を採用しているため、その分の学習時間を上乗せする必要があるのだ。日本の学校の英語教育では長い間「文法訳読方式」を採用してきた。「文法を重視して訳して読解する方式」だ。この方式は英語教授法の専門家からも長い間批判され続けている方法なのだ。その方法で2200時間学習しても英語を使えるようにはならない。日本の中学・高校での英語の学習方法については、「アメリカのFSIは「外交官養成所」である。アメリカ全土から集まってくるトップエリートたちが学ぶ場所だ。そのような選ばれた人たちと、一般的な日本人とを同じ土俵で比較するのは無理がある。彼らは一般的な人に比べて学習能力も高いだろう。加えて学習に対する意欲も高いと考えられる。学習能力と学習意欲は学習時間に大きな影響を及ぼすことはいうまでもない。彼らトップエリートたちが日本語を2200時間で習得できるからといって、一般的な日本人が2200時間で英語を習得できると考えてはいけない。より時間がかかるはずだ。The English Clubでは、大学卒業以来何も英語学習をしていない場合、まずはトータルで1000時間の学習時間を目標としてもらっている。その理由を新入社員をモデルケースとして説明しよう。最近の平均的な大卒の新入社員は、大学卒業までに2000時間程度を英語習得に費やしていると考えられる。内訳は以下だ。 一方で、一部上場企業の新卒のTOEIC平均点は530点程度だ。2000時間かけてTOEIC530点ということになる。これは決して高い点数とはいえないが、中学・高校での非効率な学習方法を考えると妥当なところだろう。平均的な新入社員の場合、TOEIC530点を1000時間かけて900点まで上げていくことがThe English Clubが提唱している目標だ。新入社員だけではなく、大学卒業以来ほとんど英語を学習していないビジネスパーソンの皆さまにも、この「1000時間で「話せる」TOEIC900点」を目標にしてほしい。この目標は決して難しい目標ではない。筆者は様々な方の英語学習をサポートしてきたが、その経験上、大部分の方にとって十分達成可能な妥当な目標だと断言する。ちなみに、この目標はただのTOEOC900点ではない。「話せる」TOEIC900点だ。最近TOEICで高得点を取っても話せないから仕事で使えないという人が非常に多い。そうなって頂きたくないという願いから「話せる」をつけている。大学卒業時までに2000時間。その後「話せる」TOEIC900まで1000時間を費やすので合計3000時間となる。これが「英語習得には3000時間」の根拠だ。アメリカの作家・ジャーナリストであるマルコム グラッドウェルが面白い調査結果を発表している。何かの分野で天才と呼ばれるようになった人たちに共通していたのは、それまでに打ち込んできた時間がほぼ「10,000時間」だったという結果だ。世界的なバイオリニスト、作曲家、バスケットボール選手、小説家、チェスの名人など、その調査を見てもこの10,000時間という「マジックナンバー」が出てくるという。書籍「Outliers」(邦題「天才!成功する人々の法則」)でグラッドウェルは、「10,000時間より短い時間で、真に世界的なレベルに達した例を見つけた調査はない。まるで脳がそれだけの時間を必要としているかのようだ。専門的な技術を極めるために必要なすべてのことを脳が取り込むためには、それだけの時間が必要だということのように思える。」と記している。このコラムでは「仕事で使える英語」に限定しているので3000時間としているが、もし限定せず、真に「英語のプロフェッショナル」になるためには、つまり、英語を真に習得するには10,000時間が必要なのかもしれない。みなさまには3000時間を達成した後も継続して学習していただき、是非、真の英語プロフェッショナルに近づいていただきたい。あと1000時間の学習を目標とした場合、ビジネスパーソンの方には1日90分の学習を死守して頂きたい。そうすれば2年で1000時間に到達できる。一般的な英会話スクールは1レッスン40分のところが多い。もし英会話スクールのレッスンを週一回受け、予復習など他に何もしない場合、英語を習得するための1,000時間をカバーするには28年以上必要となる。週二回受けたとしても14年以上必要だ。オンラインレッスンを毎日20分受けたとしても、それだけでは8年以上必要となる。会社も世の中もそんなに待ってくれない。英語を習得するには毎日の自主学習が欠かせないということが理解できるだろう。断言する。毎日の自主学習なしには仕事で必要となる英語力を獲得することは絶対にできない。今、高い英語力を駆使してグローバルで活躍している日本人の全ての方が通ってきた道である。東京外国語大学の名誉教授であった千野栄一氏は、外国語を習得しようと決心し、具体的に習得に向かってスタートしたときは、まずはがむしゃらに進む必要がある。「これは人工衛星を軌道に乗せるまでロケットの推進力が必要なのと同じで、一度軌道に乗りさえすれば、あとは定期的に限られた時間を割けばいい。」と述べている。まずは、英語習得に「がむしゃら」になって頂きたい。最低でも1日90分を2年間だ。1日2時間確保できるのであれば1年半かからない。英語習得はプロジェクトだ。2年間にもおよびビッグプロジェクトである。プロジェクトを成功させるためには計画が重要だ。しかしながら、かなりの労力と時間、お金を費やすことになるにもかかわらず、計画を立てずになんとなく初めてしまう人が多すぎる。それが途中で挫折してしまう一番の理由なのだ。学習を始める前に詳細な計画(学習計画)を立てることは学習を継続させることにもつながる。自分自身に対する「必ずやり抜く」という宣言にもなるからだ。英語習得の学習計画を作る流れは以下の通りだ。現状の英語レベルを確認し、目標の習得レベルを設定すればやるべきことは見えてくる。そしてやるべきことがわかればそれにかかる時間を確定できる。そして、その時間を1ヶ月、1週間、1日に落とし込んでいくのだ(学習スケジュールの作成)。「仕事で忙しい中、1日90分も英語の勉強に避けるわけがない。」と思った方も多いだろう。ここでは学習スケジュールを作る際の学習時間を確保しやすくするためのコツをご紹介する。英語習得のための時間を確保するコツは、1日のうちで10分、15分を細かく積み上げてトータルで90分を確保することだ。英語は言語である。言語の習得は本来、机の上でガリガリと「勉強」するものではない。繰り返しが必要な「学習」である。それは通勤中の電車の中、歩きながら、運転中など、何かを「やりながら」でもできる。そして昼休みの残った15分や、外回り中の余った10分などの細切れの「隙間時間」でもできる。このような積み上げ式であれば「全滅」の可能性も低くなる。The English Clubでは毎日最低90分の学習を強くおすすめしている。しかし、例えば1日のうちで90分もの時間をまとめて確保しようとすると、様々な「言い訳」により「全滅」、つまり全くやらない可能性が高くなる。これが最悪のパターンだ。毎朝90分早く起きる。もしくは夕食後90分を必ず英語学習にあてるといった予定を立てる方も多いが、これは挫折する可能性が非常に高くなる。「昨夜接待で遅くなったから起きられない。」「今日は残業で遅くなって疲れた。」などの言い訳は次々に思い浮かぶものだ。毎日の英語学習を習慣化するには学習する時間帯を固定することだ。例えば、通勤中の電車の中の30分、昼食後の15分、寝る前の15分など、この時間帯にはこれをやると決めて習慣にしてほしい。最初はきついと思うが、そのうちやらなければ気持ち悪くなる。そこまで習慣化できたら英語習得のための時間を確保しやすくなる。元英首相のマーガレット・サッチャーがかつてこう言っている。「習慣には注意しなさい。なぜなら、それは人格になるから。」毎日の何気ない習慣が長い目見ると人格をも形成する力を持っているということ。習慣というのはそれほど強い力を持っているのだ。最初からつまずく方は無謀な学習スケジュールをつくりがちだ。みなさん最初はモーティベーションが高いのでやる気満々で作るからだ。しかし、まずは習慣にすることを第一の目標としてほしい。そのためにも最初は1日の学習量は控え目にした方がよい。そして習慣化できてきた頃に必要に応じ学習スケジュールを見直せばよい。学習量だけではなく難易度も同じだ。最初は自分の実力よりもちょっとだけ上の、やさしめの教材がから始めることが英語習得のための時間を確保するコツの一つだ。スケジュールは狂うものだ。毎朝電車の中で30分学習するつもりが同僚とばったり会ってできなかったり、昼食後15分を確保するはずがお客様とランチに行くことになった場合などだ。このような場合に備えて予備の時間や予備日をあらかじめスケジュールに組み込んでおこう。学習を継続させるには気持ちに余裕を持つことも重要だ。また、スケジュールが狂った場合は、昼食後15分の予定を30分にするなど、トータルの学習時間を確保するために1日のうちでフレクシブルに対応しよう。学習スケジュールは一度決めたらそのままにせず定期的に見直そう。特にスケジュール通りに学習が進んでいない場合はすぐに見直すべきだ。学習スケジュールを見直す際は自分の学習状況を振り返ってほしい。教材の難易度と1日の学習量が適切かどうか、学習時間が予定通り確保できているかどうか、学習方法は自分に合っているのかなどについて振り返り改善点を考えよう。その際、役に立つのが学習記録だ。毎日学習していてちょっとでも気になったことを、学習時間とともにメモに書いておくのだ。それを基に自分の学習を振り返り、改善点を洗い出し、学習スケジュールを作り直し、実行する。そうだPDCAサイクルだ。これも英語習得のための時間を確保するコツの一つだ。忙しいビジネスパーソンの皆様は1000時間の学習時間を減らせないものかと思っているかもしれない。減らせないまでも、増やさないようにしたいものだ。学習方法と学習時間が同じでも学習習慣の違いで学習効果が変わってくることがある。つまり、学力・能力が同じ二人が、同じ教材を同じやり方で同じ時間学習しても、学習習慣の違いによって二人の学力の向上(学習効率)に差が生じてくるということだ。ここでは脳科学(神経科学)の知見から、学習効率を上げる学習習慣を紹介しよう。英語は1日6時間まとめて学習するより、2時間ずつ3日にかけて学習した方が効率的に習得できる。途中に睡眠が入るため、その間に記憶が整理整頓されるからだ。現在の脳科学では、睡眠は脳の情報を整え、記憶を強化するために必須な過程だと考えられている。人間の脳は寝ている間も働いている。記憶を整理整頓しているのだ。それによって学習した時点では理解できなかったことが後になって理解できるようになることがある。この現象を脳科学ではレミニセンス(追憶)現象と呼ぶ。学習したことが少し時間をおくと高度化するという現象だ。英語を習得するには、できれば毎日、間に睡眠を入れて学習した方が効率的だという科学的な根拠だ。英語を効率的に習得したければ学習した日は6時間の睡眠を確保することを心がけよう。土日にまとめて寝溜めすることは避けたほうがいい。米ハーバード大学の精神医学者であるロバート・スティックゴールドは、何か新しい知識や技法を習得するためには、覚えたその日に6時間以上眠ることが欠かせないという研究結果を2000年の認知神経科学雑誌に発表している。これも睡眠中の記憶の整理整頓が重要であるという研究結果の一つである。一睡もせずに詰め込んだ記憶は、情報の貯蔵庫である側頭葉に刻み込まれることなく数日のうちに消えてしまうと指摘している。このことは、学生時代に一夜漬けの勉強を経験した人なら簡単に理解できるだろう。一夜漬けで覚えたことはテストが終了した途端に全て忘れたはずだ。脳は睡眠の直前に取り込んだ情報を中心に処理するため、15分でもいいので寝る直前に学習時間を確保するのが最も効率的だ。医学博士で脳神経外科専門医の築山節氏は、夜の学習はざっと中途半端にやって、寝ている間の脳の整理力を活用し、睡眠時間を十分にとり、起きてから整理・熟考することが合理的だと指摘している。夜は特に単語を覚えることなどは有効だと指摘している。英語習得のための時間を減らすコツの一つだ。英語を効率よく習得するには繰り返し(復習)が必須だ。復習は1ヶ月以内に徐々に間隔を開けながら6回繰り返そう。人の脳の中の記憶の一時的な保管場所である「海馬」は長くて1ヶ月程度しかその記憶を保管しないことが脳科学の研究で明らかになっている。海馬がその記憶を保管しているうちに、覚えたい情報をもう一度海馬に送信する必要があるのだ。そうすると海馬は、その情報を「必要」な情報と判断し、長期的に記憶を保存する側頭葉に「これを記憶せよ」と指示するのだ。ドイツの心理学者エビングハウスの実験によると、科学的にもっとも能率的な復習スケジュールは、まず1週間以内に一回目、次にこの復習から二週間後に二回目、そして最後に二回目の復習から一ヶ月後に三回目と、一回の学習と三回の復習を、少しずつ間隔を広くしながら二ヶ月かけて行えば、海馬はその情報を必要の情報を判断してくれるそうだ。また、他の言語学者によると、覚えたい単語が文中に登場する回数と学習成果の関係を調べた結果、6回以上であきらかな効果が出たという。好奇心と探究心を持って意欲的に取り組めば、誰でもいつからでも英語は効率的に習得できる。学習時間も削減できるのだ。スウェーデンの神経生理学者のブリスとレモは、θ波はシナプスの活動を活性化することを発見したそうだ。これは脳内にθ波を発生させれば記憶力が向上するということ。θ波を発生させられるもっとも効果的な方法は覚えたいことに興味を持つことだ。何にでも興味を持つ「好奇心」と「探究心」が記憶にとって重要なのだ。歳をとるにつれて記憶力が低下したと感じる理由は、大人になると何事に対しても好奇心や探究心が薄れてしまうからだ。脳は合理的なので興味がないことを簡単に記憶してくれない。英語に限らず、物事の習得でもっとも大事なことは(特に学習初期段階での)努力の継続だ。努力(学習時間)と成果は比例関係ではなく累乗関係にある。学習の初期の段階では、すぐに成果が現れないからといってすぐに諦めてはいけないということだ。学習の効果は幾何級数的なカーブを描くことが脳科学の研究からわかっている。「学習の目標を1000とした場合、学習を始めた時点を1とすると、2、4、8、16、32、64と累積効果を示していく。この時点では1000までは程遠いと思うかもしれないが、128、256、512とくればもう一息で1024になる。このような成長パターンを示すのが脳の性質。」と東京大学大学院池谷準教授は指摘している。英語は独学で習得できます。でも、「自分の学習方法が正しいかどうか「英会話スクールに通っているけど思うように上達しない…」「TOEICで高得点を取ったけど話せない本気で英語を学びたい方は下記の電話番号、
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